要介護1で使えるサービスと、1か月の費用の目安
おやのて編集部/2026年10月8日
「要介護1」と認定されたら、どんなサービスを、いくらくらいで使えるのでしょうか。
この記事のポイント
- 自宅で使えるサービスの上限は、月16,765単位(1単位10円なら約16万8千円分)
- 自己負担は原則1割(所得により2〜3割)。1単位10円で上限まで使う場合、1割負担は約1万7千円(加算・実費は別)
- 介護ベッドや車いすのレンタルは原則対象外。特養は原則入れない
要介護1はどんな状態?
立ち上がりや歩くことが少し不安定で、入浴や身の回りのことに一部手助けが必要な状態が目安です。物忘れなどで、見守りが必要になってきた方もこの区分になることがあります。
使える金額の上限
訪問介護やデイサービスなど、区分支給限度額の対象となる居宅サービスには、1か月あたりの上限(区分支給限度基準額)があります。要介護1は16,765単位です。1単位の単価は地域とサービスによって10円〜約11.4円なので、約16万8千円〜19万円分が上限の目安です。上限を超えた分は全額自己負担になります。
上限まで使ったとしても、1割負担なら自己負担は月約1万7千円〜1万9千円です(2割なら約3万4千円〜3万8千円、3割なら約5万円〜5万7千円)。地域単価によって変わり、限度額の対象外の加算や食費などの実費は別です。
使えるおもなサービス
| サービス | 要介護1で |
|---|---|
| 訪問介護(ホームヘルパー) | 使える |
| 訪問看護・訪問リハビリ | 使える |
| デイサービス・デイケア | 使える |
| ショートステイ | 使える |
| 小規模多機能型居宅介護 | 使える(月額定額) |
| 福祉用具のレンタル | 手すり・スロープ・歩行器・杖などは使える。介護ベッド・車いすは原則対象外(状態によって例外的に認められることがあります) |
| 福祉用具の購入(ポータブルトイレ・入浴用いすなど) | 同一年度の対象購入費は10万円まで(給付は7〜9割。指定事業者から購入) |
| 住宅改修(手すり・段差解消など) | 対象工事費の上限20万円(給付は7〜9割。工事の前に申請) |
| グループホーム(認知症の方) | 使える |
| 特別養護老人ホーム | 原則入れない(やむを得ない事情があるときの特例入所あり) |
使い方の例と自己負担の目安
たとえば「デイサービス週2回+ホームヘルパー週2回」を組み合わせる場合、月の利用回数・利用時間・事業所の規模・地域単価・加算によって費用が変わります。費用の概算計算を参考にし、ケアマネジャーに個別の見積もりを依頼してください。デイサービスの食費などは別にかかります。
金額は事業所の規模、利用時間、加算、地域によって変わります。正確な金額はケアマネジャーに試算してもらいましょう。
上手に使うコツ
- 「困っていること」から考える:お風呂がこわい → デイサービスで入浴、日中ひとり → デイサービスで見守り、など
- 家族が休める時間もつくる:介護する人の負担もケアプランに入れてもらえます
- 状態が変わったら区分変更:転んで動けなくなったなど、状態が悪くなったら有効期間の途中でも見直しを申請できます
参考資料・制度の確認先
対象条件や手続きは、上記の資料とお住まいの自治体・担当者に確認してください。
関連ページ
この記事は一般的な解説です。制度や手続きは自治体や状況によって異なることがあります。具体的なことは、地域包括支援センター・ケアマネジャー・主治医などにご相談ください。わからない言葉は用語集で調べられます。