家で最期を迎えたいと言われたら|在宅での看取りと「人生会議」
おやのて編集部/2026年10月8日
「最期は家で」と望む方は少なくありません。家での看取りを支える仕組みと、元気なうちから話しておきたいことをまとめました。
この記事のポイント
- 訪問診療の医師・訪問看護・ケアマネジャーのチームで、家での看取りを支えられる
- 受けたい医療やケアを家族や医療者と話し合っておく「人生会議(ACP)」が大切
- 最期が近いときの変化を知っておくと、家族も落ち着いて見守れる
家での看取りを支えるチーム
| 訪問診療の医師(在宅医) | 定期的に家に来て診察。苦痛をやわらげる治療、看取りのときの対応 |
|---|---|
| 訪問看護 | 体調の観察、痛みや息苦しさへのケア、24時間の連絡体制、家族の支え |
| ケアマネジャー | 介護ベッドなどの福祉用具、ヘルパー、ショートステイなどの調整 |
| 訪問薬剤師・ヘルパーなど | 薬の管理、身の回りのケア |
病院に入院中なら、相談室や主治医に「家で過ごしたい」と伝えると、在宅医や訪問看護の調整を手伝ってもらえます。
人生会議(ACP)
人生会議(アドバンス・ケア・プランニング)は、もしものときにどんな医療やケアを受けたいかを、本人・家族・医療や介護の専門職で前もって話し合っておくことです。
- どこで過ごしたいか(家、病院、施設)
- 大切にしたいこと(痛みが少ないこと、家族と過ごすこと、など)
- 延命のための治療(人工呼吸器、心臓マッサージ、胃ろうなど)をどう考えるか
- 自分で決められなくなったとき、誰に決めてほしいか
気持ちは変わってもかまいません。何度でも話し直すことが大切です。
最期が近いときに見られる変化
- 眠っている時間が長くなる、食べる量・飲む量が減る
- 手足が冷たくなったり、色が変わったりする
- 呼吸のリズムが変わる(間があく、肩や顎で息をする)
- のどの奥でゴロゴロという音がする
看取りの段階ではこうした変化が見られることがありますが、この記事だけで原因や緊急性は判断できません。不安なときは、いつでも訪問看護や在宅医に連絡しましょう。
息を引き取ったとき
在宅医・訪問看護と看取りの方針・連絡手順を共有している場合は、あらかじめ決めておいた訪問看護や在宅医に連絡します。予期しない事故や急変、方針が共有されていない状況では119番に連絡してください。医師が訪問して死亡を確認します。連絡の順番は、事前にチームと確認しておきましょう。
家族が「もっと何かできたのでは」と感じるのは自然なことです。看取りのあとも、訪問看護師やケアマネジャーに気持ちを話してみてください。
参考資料・制度の確認先
対象条件や手続きは、上記の資料とお住まいの自治体・担当者に確認してください。
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この記事は一般的な解説です。制度や手続きは自治体や状況によって異なることがあります。具体的なことは、地域包括支援センター・ケアマネジャー・主治医などにご相談ください。わからない言葉は用語集で調べられます。